2019年夏アニメ批評、3回目です。
…というのはいいですけど気づけば最終回ですね。
投稿が滞ってしまい、すいません…
最終回は長いので、前編と後編の2部構成です。
目次です。
[前編]
[後編]
・Aグループ評価
・[幕間] OP/EDランキング
・Sグループ評価
・総括
~得点の見方~
演出点:100点
PV(PV点)20点+OP(OPの音楽+映像点)20点+ED(EDの音楽+映像点)20点+Di(演出・作画点)20点+CH(いいキャラ設定か)20点=100点
物語点:100点
#1,12-13点×2+#2,11-7点×2+#3~10-5点×8=80点
中間総合点5点+期末総合点15点=20点
Total 200点満点
なお、この点数は相対評価であり、完全独断による評価です。
また、最終回の内容を含めたネタバレが入ります。ご注意ください。
アニメのランクについて(再掲)
☆用語の定義
歴代アニメランキング
…2014秋アニメ~2017春までをすべて点数化して集計した表。
毎回採点基準が変わっているため、一概に同じとは言い難いが大体同じだと思う。
現在の歴代ランキングは…
1位 結城友奈は勇者である(98.0点)
2位 プラスティック・メモリーズ(95.0点)
3位 のんのんびより りぴーと(94.9点) です。
歴代ランキングの一般データを示しておきます。(2019/07/01現在)
平均点:73.89点 標準偏差:12.57点
Max:98.0点(1位) Min:37.0点(146位)
・Sランク 200~180点(100~90点)
総合偏差値:69.18~62.82 歴代ランク:1位~15位
いわゆる「神」アニメ。
アニメとして卓越した表現がされていると思う作品。
・Aランク 180~160点(90~80点)
総合偏差値:62.24~54.94 歴代ランク:16位~46位
普通におすすめできるレベルのアニメ。
適切にアニメとして表現されていると思われる作品。
・Bランク 160~140点(80~70点)
総合偏差値:54.82~46.91 歴代ランク:47位~98位
おすすめはできるレベルのアニメ。
まあまあアニメとして表現されていると思われる作品。」
・Cランク 140~120点(70~60点)
総合偏差値:46.39~39.15 歴代ランク:99位~128位
進んでお勧めできはしないレベルのアニメ。
最低限アニメとして表現されていると思われるレベル。
・Dランク 120~100点(60~50点)
総合偏差値:38.93~31.00 歴代ランク:129位~136位
一応最後まで見たレベルのアニメ。
個人的に何か変な引っ掛かりを覚えさせるようなレベル。
Dランク(120~100点)
今期は該当なし。
Cランク(140~120点)
16位 可愛ければ変態でも好きになってくれますか?
PV 12.0/20+OP 14.0/20+ED 12.3/20
+Di 11.5/20+Ch 15.0/20= 64.5/100
Story 49/80+Mid 8.5/20= 57.5/100
Total 122.0/200
まず、(キャラの背景が見えていない地点では)キャラがものすごくかわいい。
総括として、「変態でも好きになってくれますか?」という問いに関して「NO」と突きつける主人公の精神の図太さがすごくむかついた。しかも、しまいには「またこの夏も、彼女ができなかったなぁ」などという「は?」みたいな発言をしているのがアレ。
また、赤い髪の子が最終回で「なんであいつの背中を押してるのよ…」みたいなツンデレ負けヒロインが報われなかった上、キャラに対して平等な「出どころ」がなかったのも残念。
15位 手品先輩+ソウナンですか?
PV 16.5/20+OP 13.1/20+ED 14.7/20
+Di 13.0/20+Ch 13.5/20= 70.6/100
Story 49.1/80+Mid 10.8/20= 59.9/100
Total 130.5/200
[手品先輩]
アホガールみたいに、下ネタが恒常化しすぎて逆にエロく感じなくなるアレ。
程よい下ネタと程よい恋愛感情を持つ助手、それをうまく引き立てる科学部の部長とか
あとむちむち作画も可愛さが出てて面白かった。
また、EDに関しては手品でよく出ている曲(?)をアレンジしているのも良いポイント。
[ソウナンですか?]
キャラが可愛いところを押すにはちょっと物足りない作画。
そして基本的には物語の起伏が少なかったのが物語的な要素として物足りなかったなぁという感想。
しかし、ほとんどすべての話において「みんなで頑張って脱出するぞ!」という気迫が伝わった作品。
14位 コップクラフト
PV 16/20+OP 17.9/20+ED 14.8/20
+Di 7.0/20+Ch 13.0/20= 68.7/100
Story 57.8/80+Mid 14.3(-5)/20= 68.3/100
Total 132.1/200
異世界からやってきた移民とタッグを組んで事件を解決していくアニメ。
最終回は「2つの世界と2つの正義」というタイトルだったことからわかる通り、2つの価値観の違う人々との生き方を考えていくストーリーであった。
しかし、最終的には武力で解決してるし*1。
最初は刑事ものかな?と期待度が高かったが、納得のいかない終わり、流れをぶった切って最後に流れる謎OPなどのアレな要素が多かったため、大幅ランクダウン。
そして、とても目に余るレベルで作画がひどい。銃の描写、アクション描写などが謎すぎるために悲しくなる。
極めつけに事件の途中に総集編を入れてくるどちゃくそっぷり。いろいろ悲しい。
13位 ナカノヒトゲノム[実況中]
PV 12.0/20+OP 16.6/20+ED 14.6/20
+Di 15.5/20+Ch 15.5/20= 74.2/100
Story 50.5/80+Mid 12.5/20= 62.8/100
Total 137.0/200
「実況者」と呼ばれる粒ぞろいの8人が「1億再生」を目指していろいろゲームに挑む話。作画やキャラのかわいさ・かっこよさは十分伝わった。
2期匂わせはいいんだけど、いまいち謎が回収されていない(鬼ヶ崎が地下に行ったときに若干の謎は回収されているが)、11,12話のあたりで実況者の過去の話を入れているが、急にぶっこみすぎていてあんまりついていけない…
12位 Dr.STONE
PV 9.0/20+OP 15.7/20+ED 14.1/20
+Di 15.0/20+Ch 12.0/20= 65.8/100
Story 59.5/80+Mid 13/20= 72.5/100
Total 138.3/200
よくも悪くも。という作品。「原始、0の世界から作り出す」という目標を掲げて貫き通した作品。構造としては「体力」と「知能」の対立をもとに前半は筋肉バカと研究者、後半は銀郎などの護衛と研究者というものだった。
また、前半では「全員が幸せになる」と「選ばれた人のみが生き残る(スパルタ的な?)」という対立構造もあり、そこについては科学というものがどういうものなのかが理解できた。
まぁまぁの作品。
Bランク(160~140点)
11位 世話焼きキツネの仙狐さん
PV 12.5/20+OP 15.4/20+ED 15.6/20
+Di 16.5/20+Ch 17/20= 77.1/100
Story 56.7/80+Mid 12.5/20= 69.2/100
Total 146.3/200
「癒し。」それ以上でもそれ以下でもない。
基本的に「スーパー仙狐さんタイム」がある通り「癒し特化」が売りなので、基本的に話の起伏がないやさしい世界。(まぁ最終回とかは軽く起伏を入れているが。)
なので良くも悪くも…って感じ。現にほとんど平均点だし。
10位 ダンベル、何キロ持てる?
PV 13/20+OP 16.3/20+ED 15.9/20
+Di 19.0/20+Ch 15.5/20= 79.3/100
Story 58.5/80+Mid 14.3(+1)/20= 73.8/100
Total 153.1/200
「筋トレアニメ」という新境地を拓いた作品。
作画のムチムチ間も相まって若干エロめではできているが、それを除けばかなり筋トレだよこれ。動画工房は神、はっきりわかんだね。
最近自分もトレーニングジムに行き始めたので、参考になる作品。
ということで今回はここまで。
来週までに最終結果を書ければいいなぁと思います。
前回(#2)
#1、採点基準はこちらから。
*1:最後には、変化を求めないのは臆病だ!というシーンはあったが。