vs.スイーツ街コン
始まりは突然に
2023年に入り、バタバタした社会人1年目が終わりそうで、ついには後輩の存在を意識し始めなければいけない季節になったころ。
きっかけは、先輩が渡してくれたチラシでした。
「浦野くん、スイーツコンって興味ない?」
…ということでチラシをもらいました。
「あったかい冬の季節に、イチゴのスイーツ食べ比べ!?」と書いてあって、写真には楽しそうにしゃべる男女の姿が。そう。ついに婚活という得体のしれない、ただあまり避けては通れない時代に来たのだ。
たしかに、彼女が欲しくないと言ったらうそになる。もともと大学時代に彼女がいたものだから、彼女がいることでどれだけ生活に、人生に彩りを与えるのかは知っていた。だからこそ、ちょっとした好奇心で行ってみることにした。
しかし、職場の先輩には「ケーキを食べにいくだけっすよ~」みたいに喋って「必死に狙いに行って空振りをしたじぶん」を作らないように、自分の中で保険をかけながら。(テスト前なのに「俺勉強してないんだよね~」みたいなやつ。)
準備していない…わけではないけど
申し込みは、インスタのDMという敷居の高さ。(?)めっちゃ絵文字多くって、きゃぴきゃぴした文面がくるものだからそのキラキラ加減にすごくまぶしすぎる。
ストーリーも更新するし、同級生しかフォローしていないタイムラインにどばどば埋め尽くすものだから普通に勘弁してほしいなぁ・・・という気持ちになってしまった。
さて、申し込んでしまったには仕方がないので、準備をするしかない。ユニクロでそれっぽい服をつくろってたり、スイーツコンってことだからスイーツの店を軽~く調べたり…
う~ん…わからん…
てか、街コンの日は誕生日だし夜勤明けだからメンタル最悪になりそう予感。…なんで誕生日なんだ。
いざ、スイーツコンへ
住所は…結婚式場か…またすごくやる気を失った。そんな不安を抱えながら車を走らせる。果たしてどんな人がいるのか、どうせ婚活がに本気になっている人たちとは生きている世界が違う。だから無理だろう…そんな気持ちで走らせる。
到着したと思ったら…やっぱりキラキラした会場、そしてキラキラした女性。う~~~ん…ヤバそう。
入ると、まさかの立ち席。AからDまでの席が用意されていて、ネームプレートをつけたまま、コーヒーを飲んでいる人がちらほら。
隅っこでケーキを食べながら婚活の様子を傍観している予定が…一気に崩れた。自分も強制的にくっつかされるんだ。すっげーいやな気分になってきた。
しかも、自分のチェキも撮られるし、名札と一緒に「気になった人投票権(?)」みたいなものを貰う。あ~これは…あー…
なんかコーヒーが専門でめっちゃ豆が選べるらしいんだけど、自分はコーヒーが苦手なのでココアを選ぶことに。みんなと違う…
あ~いろいろ始まる前からキツイ…という印象だ。
始まってしまった
さてさて、自分は…A席か。女性についてはともかく、男が『ガチ』すぎる。
1人目はここの合コンの常連(?)さん。自分に対して、「名札の書き方わかりますか?」とか、この店の説明をしてくれる人。こういう人が絶対モテるんだろうなぁ。と思わされる。インスタを秒で交換した。身長が高いし、ファッションセンスが数段階↑なので自分が舎弟感がすごい出てきた。
2人目は天パのワイルド系。ボールペンで名前をかけって言われたのにネームペンで名前を書いてるし、好きなもの、サーフィン…これはモテる。
3人目はオールラウンダー系。ガチのイケメン。負けた。
あ~終わってしまった。ちょっとした希望が一瞬にして消えてしまった…という後悔をすでに始めてしまった。
さて…スイーツ街コンが始まった。会話なんてしなくって、隅っこでケーキを食ってればいい…そうすれば誰とも話さなくてすむ…と最初は思っていましたが、、、
う~~ん、そうはいかないのがこのスイーツコンなのでした。
まさかのミニゲーム
こういう街コンって男女を無理やり会話させるきっかけを作る、ゲームがあるらしいということに今になって気づいた。
最初は…お絵描きの伝言ゲーム。男→女→男→…という順で書くお絵描きゲーム。ということは、男の間には女が2人いるということなので、コミュニケーションがとりやすくなるのだ。なるほどなぁ…と思った矢先。
まさかの自分を挟む位置にいる女性陣がどうやら知り合いでずっと喋っているのだ。なんか「大変ですね~」とか適当に世間話をしようとおもったのに…できなかった。終わりだ。しかも残りの女性陣はほかの男としゃべっているのでどうしようもない。終わった…
2つめは、イントロクイズ。といっても全く活躍できなかったので略。
そのあとは、気になる人とのフリートーク。気になる人同士で話はじめるし、何よりいけいけな男が女性の輪に無理やり入りだすのでまったく入るスキがない。というか、自分から話すきっかけが見つからなかった、というのが一番だけど…
なので、余ったビュッフェのケーキをずっと食べていることになりました。
そして、最後、気になる人の投票タイム。いうまでもなくもちろん0票。まぁそんなもんよね。
そして、お開きになった瞬間一番最初に帰りました。
あと、このスイーツコンの前に予約していためっちゃうまいイチゴのケーキを受け取りに行きました。結局、周りが気になりすぎて味がよくわからなかったケーキより、自分の誕生日を祝う、幸せのケーキのほうが数倍うまいってことに気づきました。
ありがとうシャトレーゼ。
どうでもいいけど、投票タイム中に話しかけてくれた40代のおっちゃん。一番話しやすかったです。
まとめ
わかってはいたけど、やはり婚活という市場は広くって、まぁいろんな年代がいるわけです。特に、スイーツ街コンとかしゃれおつ系になるとレベルの高い男子が出てくるわけで、やっぱり太刀打ちできねぇなぁという感想になりました。
まぁ、まだ若いし、最終的に職業カードを切ればいいので…と自分の中で言い聞かせておくことにします。
というか、本当に初対面の人に対しての人見知り度がいまだにめっちゃ強いよなーって自分に対して思っていました。そして、女性は怖い 、社交系の人間は怖い...やはりこの市場は自分に向いてないと思った1日でした。
あ、二度とスイーツ街コンにはいかねぇ。心の中に決めました。