大学生がやる確定申告 最終回 ~確定申告をしてみよう~
今回で確定申告シリーズは最終回です。
今回は、確定申告書を書いて、提出するまで。
②確定申告書を書く
まずは、国税庁のサイトに行ってみましょう。
まずは、サイト右上の確定申告書の作成コーナーに行きます。
そして、申告書の「作成開始」を書きます。
次に、「印刷して提出」を選びます。
そして事前準備画面を経由してから、
「令和2年分の申告書の作成」→「所得税」を選びます。
そして、生年月日を書き、申告内容に関する質問に対して答えます。
さて、1つ目の難関である所得の記入へ。
☆所得の記入
そこで、給与所得へ。
そこで、「入力する」を選んで事前に準備した源泉徴収票を基に書きましょう。
そこらへんは個人的にわかりやすいと思うので割愛します。
☆所得控除の入力
大学生が所得控除の記入で入れる点は主に3点です。
・生命保険料控除
ここで使うのは生命保険料控除証明書です。
ない場合は、なる早で保険会社や生協から「生命保険料控除証明書ください!」って言うともらえるので早めにもらっておきましょう。
そこで記入するのは以下の通りです。
①適用制度の選択…(たぶん)新制度
②一般/介護医療/個人年金保険料…証明書に書かれているものを。
ちなみに、生協で取り扱っている共済とかはこちらを見ても参考になると思います。
・勤労学生控除
ここは特に誘導に乗っていけば説明することはないですが、これを入れることを忘れないようにしましょう。
・基礎控除
PCで勝手に入力されているのであんま気にすることはないですが、「基礎控除が入ってるんだな~」って思っておけばOKです。
☆税額控除の記入
さらっと見てみて、関係なさそうならスルーで大丈夫です。
☆計算結果の確認
さらっと見てみて、数値に間違いがないか確認してください。
☆住所など、基本的な情報の記入
誘導に乗れば大丈夫だと思います。
また、マイナンバーを書くこともあるのでそれも記入してください。
☆書類の印刷
pdfデータが出力されるので、それを印刷します。
家にプリンターがないときは、pdfデータをUSBにうつすなりして
コンビニなどで印刷してください。
☆添付書類の確認・コピー等
印刷をする際に、「提出書類のご案内」が出てきますので、その書類を用意しましょう。
その中で見覚えがないときは税務署などに相談をお願いします。
④書類の
詳しいことは「提出書類のご案内」に書いてあるので詳細は割愛しますが、
提出書類・添付資料を同封して「提出書類のご案内」にある提出先の税務署に郵便などの手段で提出します。
自分がやった感じだと、角3の封筒に入れて84円で送ることができました。
また、たまーに確定申告書の控えを使う場面があるので、
宛先を自分にした「84円の切手を貼った封筒」も同封すると丁寧だと思います。
ちなみにちょっと専門的な話になってしまうのですが、
郵便で出された書類は通信日付印を提出日とみなします。
要するに、郵便局が消印を押した日が提出日となるのでご注意を。
☆提出後…
提出した後は、まず数日後には
収受印(+通信日付印)が押された確定申告書の控え後日自宅に帰ってきます。
これは「確定申告書を受け取ったよ!」という証明になるので大切に保管してください。
また、還付がある場合は申告してから
1か月後を目安に「国税還付金振込通知書」というはがきが届きます。
このはがきが到着した時には、口座に振り込まれているので確認を。
さいごに…
確定申告の書き方はなんとなくわかったでしょうか。
私は複数のバイトを掛け持ちしているうえ、確定申告をすればお金が戻ってくる人だったのでそれに沿うような説明になりましたが、大学生といっても様々います。
例えば、個人事業主をしている人や、株等で所得を得ている人もいると思いますが、
それは別に書類を作ったり、分離課税が発生している場合があるので
そこら辺については電話してみたりするなどして指示を仰いでください。
今はこんなAIまで出てくるようになったんですね、すごいなぁ…
最後になりますが、この記事はかなり「大学生の給与所得者」というかなり局所的な内容になってしまいました。
これを基に、確定申告についてちょっと知っていただければ幸いです。